去年の元気なかった姿を動画で保存したこと
去年の5月。
スマホの中に、その頃の息子の動画があったので見てみることに。
庭で椅子に座ってジュースを飲んでいる動画。
確か、その動画を撮ろうと思ったのは、
ーこんな頃があったな、、、
そんな日が来ることを願って記録したかったんだと思います。
その動画の息子は、肌も青白く、ちょっとぷくぷくしてました。
「あぁ、、、疲れた、、、 、、、、、
、、、、、、、、、、、、もう撮るのやめて」
そう言ってました。
そして、外の鳥や虫の音に視線を動かし、警戒している姿。
あの時の恐怖心は、今とは全く違います。
そんな息子の姿を見て、
「よく、こんなに元気になったもんだね」
と私が言うと、長男が
「お母さん、〇〇(次男:元不登校)は、もう元に戻れないと思ってた?」
と聞いてきました。
まさか、そんなことを長男が聞いてくるとは思いませんでした。
次男の不登校について、長男はあまり関心を示していないようで、何でなんだろう、、、と寂しい気持ちでいっぱいでした。
でも、その後、
「この動画見たら、なんか胸に来た、、、」
と呟いていました。
長男もそんな心を持っていたのか、とホッとするやら嬉しいやら。
言わないけど、心配してたんだなと思いました。
次男、本当に元気になったよな、という結論でみんなで改めて喜びを噛み締めました。
因みに、次男も自分の動画を見て、驚いてました。
自分の姿があまりにも元気がなく、まさか自分ってこんなんだった?と本当にびっくりしています。
今が充実した毎日だという証だなと感じました。
順調!高校生活
部活は運動部。
3ヶ月で、あっという間に腕と足に筋肉が見事につきました。
不登校期間に色白、筋肉無しになりましたが、今は真っ黒に日焼けしています。
大好きだった運動をようやく満喫できています。
土日もほとんど部活三昧。
帰って来るのは毎晩8時。
疲れないのかなぁと心配になる時がありますが、嬉しそうに部活の話をしてくれます。
今日、車の中で、不登校時代に一緒によく聞いていた音楽が流れてて、すごく胸が詰まりそうでした。
あぁ、ちょうど1年前、夏の高校見学に本当に行けるのか、、、高校進学できるのか、、、
などと、未来が見えず、不安ばかりでした。
学校へも行けないのに、高校見学へ行く体力と精神力がまだないんじゃないか、、、
そんな風に思っていた時期だったな、と。
今では、一年前が嘘のようなくらい元気です。
沢山の友だちにも恵まれ、満喫しています!
減薬へ
ようやく、減薬することになりました。
高校入学する前に、とのことでした。
てっきり、抗うつ剤かと思いましたが。
セニランは、登校する日の朝だけ飲んでいます。
本人も、以前のように、薬が命!みたいなところも減ってきていて、今回の減薬にも「大丈夫」と言っていました。
頓服的に使うように言われていたので、冬休みは服用していませんでした。多分減薬も大丈夫かなと思います。
高校も決まり、今はゆっくりしていますが、塾で高校の勉強を教えてもらっているらしく、高校入学したら、また塾へ行くと言っています。
でも、私はそんなに頑張らなくていいよと言っています。
部活もしたいだろうし、あまり頑張りすぎると心配です。
多分、本人は中学の半分を取り戻したいというか、やり残した感があるようです。
中学卒業まであと少しです。
カウントダウンです。
卒業式は、校長室かなと思っていた日を思い出します。
卒業式なんて、ただ1つの通過点に過ぎないってこと。
そこまでの考えに至るまでは、相当苦しかったです。
今、学校に行けるようになっても、その考えに変わりはありません。
健康でいること。
それがまずは一番だと思っています。
元不登校児の入試当日
不登校から脱却して、5ヶ月。
入試の壁となる出席日数や学力。
それを受け入れてくれた高校を受験しました。
正直、厳しい言葉をかけてきた高校もありました。
仕方ないことだと思います。
その高校の方針ですので。
うちの息子を受け入れてくれる高校が、まずは大事な選択でした。
それを探し出すまで、なんだかすごく遠回りしたような、そんな気がしました。
とにかく、情報がない。
自分が動くしかない。
一緒になって考えてくれる場所が多ければ多いほど、早くその道が見つかるはずだと思います。
うちの息子は、身体面に不調が覿面に表れるタイプでした。
それが、入試当日も体調面で全く問題なくクリアすることができました。
緊張からの吐き気もほぼ無しでした。
これは、本当にすごいことです。
本人も自信がついたと思います。
それに、遅くではありますが、12月からようやく受験勉強を自ら一生懸命するようになりました。
やっぱり、自分から必要だと思ってする勉強は力がつくと思います。
2時くらいまで勉強することもよくありました。
スタートは遅いですが、これは本当に大きな成長につながったと思います。
元不登校児。
見事、高校に合格しました!
推薦での受験は無理でしたが、一般で合格することができ、四月から念願の高校生活が始められることになりました。
学校へ行けない子どもたち。
そのお家の皆様。
必ず、トンネルの先に未来はあります。
それが、いつなのか、その子によると思います。
うちの場合は、受け入れ難かった「薬」という選択が、良くなる時期を早めたのだと思っています。
子どもに薬なんて、と本当に抵抗しかありませんでした。
けれど、みるみる体調が良くなる息子を見て、これは彼にとって必要な成分を補充しているのだなと確信できました。
そして、その薬こそが、彼のお守りになり、安心材料として、外へ出る力となり、活力となったのは間違いありません。
学校との接触だけが回復への道だとは思っていません。
うちの場合は、学校とのつながりは回復へのつながりにはなりませんでした。
第三者が必要でした。
別の場所が必要でした。
別の興味が必要でした。
医師の声かけで学校へ行くタイミングをもらいました。
医師のある意味強引な学校へ行くタイミングが、きっかけになっています。
タイミングの時期は大事です。
うちの場合は、二度チャンスをもらい、二度目で成功しました。勿論、十分な休息をした後です。
全て学期始めでした。
ただ、それまでに、学校以外でいろいろな場所へ行けるようになることがまずは基本だと思います。
学校なんか忘れて、ほかの場所へ行きました。
修学旅行も参加できなかったので、修学旅行と同じ場所へ私と息子の2人で行きました。
同じホテル、同じ見学場所、いろんなことを、疑似体験してきました。
とにかく、必死でした。
上昇するきっかけになることが欲しかったんです。
後は、本人に希望、未来をどう見せるかだと思いました。
大人がいろいろなカードを集めて、提示できるようにすることを大事にしてきました。
子どもは小さな世界にしかいません。
大人が見せてあげるしかありません。
押しては引きながら、何に子どもが引っかかるか、じっくり見極めながら進むしかありません。
私たちのこれからは、第2のステージです。
心配は尽きません。
しかし、彼自身、乗り越えるしかありません。
今の彼は、希望と楽しみでいっぱいです。
そのまま、楽しく高校生活を過ごせるよう、見守っていきたいと思います。
休み明けの登校
冬休みが終わる前、
「学校が始まるから嫌だな」
「泣けてくる」
と言っていました。
「泣けてくる」程、嫌なのか。
やはり、長い休みというのは、大きな何かが変わる節目でもある。
(行けなくなったらどうしよう…)
一抹の不安が脳裏をよぎるのだ。
学校へ登校する朝。
また、抗不安薬を飲み始めた。
やっぱり必要なんだな、と思った。
あれから、体調は安定して元気な様子だった。
学校1日目。恐怖の1日目だ。
学校へ行けなくなったのも始業式に体調を崩してから。
この第一日目が彼にとって乗り越えられるか乗り越えられないかの節目なのだ。
結論。
全く問題なく、帰ってきた。
あれから、今の彼は。
入試を目前に、勉強を頑張り始めた。
暗記モノを中心に。
ようやくエンジンがかかってきたみたい。
勉強しすぎてるのも体調を崩さないか心配ではあるけど、とにかく、1つでも高校に合格することができればホッとする。
本人も合格して、ゲームをしたいらしい笑
全くゲームをしなくなったので、頑張った分ゆっくり遊びたいのだと思う。
抗不安薬を辞めた副作用?
体調が年末から年明けまでよくなかった息子。
昨日の塾は問題なかった様子。
そういえば、抗不安薬は冬休みになってから飲んでいない。
頓服として服用するように言われていたため、平日の朝のみ2.5mg飲んでいた。
でも、冬休みに入って、ぱったりと服用しなくなった。
もしかして、いわゆる断薬による副作用?
全くわからないが、昨日は体調も悪くなかったし、夢にうなされることもなくなった。
吃音も聞かなくなったような気もする。(ただ、話しているのを聞く機会が減ったということもあるのだけど)
まあ、もう少し様子をみていこう。