じっと座っていると気分が悪くなるということ
別件でとある病院へ行きました。
「行ける?」
「大丈夫。もうトラベルミン飲んでおいた」
結構、大丈夫そうな様子。
診察を待つ時間、何度も気持ち悪さが微妙な感じで襲ってくる。
「車で待っていていいかな」
何度も自問自答する息子。
待合室は、結構混んでいる。1時間は待っている。
何度も診察の出入りをする間に、少しずつ慣れてきて回復して元気を取り戻してきた。
結局、病院を出るときには回復していた。
そして。
次の買い物に行きたいと言う。
「明日でもいいんだよ?」
そう言っても、自分が欲しいものだから今日行きたいらしく、元気な様子でお店へ行った。
ここからが、問題。
お店で説明を受けていたが、歩きながら説明してもらっている間は、まあ大丈夫だったのだが、じっと説明を受けていると気分が悪くなってしまう。
椅子に座る息子を横目で見ると、なんだか何度も生唾を飲み込むような様子で、これはだめかな、と思って聞いてみた。
やはり、だめな様子。
車に戻って聞いてみると、
「緊張で、心臓がすごかった」
初めの病院では、動悸はしなかった。
「緊張しているのに動悸しないね」
なんて、言っていたのに、やっぱり調子が良いからって、また二軒はしごしてしまった…
本人が何かを決めてはダメだって、カウンセラーさんにアドバイスをもらっていたことを思い出した。
無理せずひとつひとつゆっくりと。
本人が体調がいいといっても焦らずに。
本当にその通りだった。
病院へ行った時もまあいいかって思って失敗してしまったのに、また同じことをしてしまった…
でも、帰ってから以前のように泣き崩れることはなく、
「お腹空いた!!」
と言って、夕飯をぺろりと完食し、
「薬飲むわ」
と言って、リフレックスをすぐに飲んだ。
まあ、、、気分が悪くなって帰ってきたけど、帰ってからお腹が空いて完食できるくらい、以前の大きな失敗体験とは明らかに違うのだと思う。多分…。
(夕飯直後、学校の先生からの電話には、緊張して気分悪くなるのが怖くて出ることはできなかったけど…)
でもこれは良い経験としてカウントしていいのかもしれないし、乗り越えられれば、失敗しても大丈夫だっていうのも必要なのかもしれない。
それに、別の病院へも行けたということと、なんといってもお店へ行けた、いや行こうと思ったという『成功体験』
少しは良くなっているのだから、私も元気出そう。
うん!