起立性調節障害・うつ 不登校を乗り越えた!

起立性調節障害、うつと診断された中学生の息子の様子を残していきたいと思います。不登校になってから、復活までの記録です。

行けた!

携帯を見ると、午後、自宅から「着信あり」と表示されていた。

(嫌な予感…)

早速夕方自宅へ電話する。

「もしもし」

息子から、開口一番、

「今日やめて、明日行くわ」

(はぁああ!?またか…)

がっくりとくる。けれど、何故!?

「昼飯食べたの遅くて、気持ち悪いから」

(嘘でしょ??)

早目に食べておくことが、彼にとってどれだけ大事かわかっているはず。

食べた後気持ち悪くなる確率が高くなることは百も承知。

私は、苛々苛々してきた。本人の自己管理不足。だけど、怒っちゃいけない?それを受け入れなきゃいけない?無理させてはいけない?もう頭の中は苛々とショックでどん底。

「先生、待っててくれてるんだよ?」

もう我慢できなかった。やっぱり後押ししなきゃいけないんじゃないかって。もう居ても立っても居られなかった。

すると。

「わかった。行くわ」

(え!?行けるのかよ!!)

というか、行かせていいのか?また動悸の発作を起こさせるんじゃないか?また失敗経験をさせるんじゃないか?

なんて、もうどっちの意見を言っても私の中は既にパニック状態。とにかく家に帰ろう。仕事は残っているけど残業せずに帰ろう。

私は急いで家に帰った。

 

家の中に入ると、体調はなんだか良さそう。

「行けるの?」

「うん、行ける」

(よさ、そう…かな)

私は、息子の様子を見てそう思った。

この機会を逃したくない。

心底思った。

そして、しばらくすると、

「お母さん、もう行こ?早く終わらせたい」

わかったよ!うん、はやく終わらせよう!

 

車の中で、私は必死にまったくわからないゲームの話をいっぱい話しかけ、気持ちを逸らすように頑張った。その思いも本人が気づいてしまうんじゃないかと思うくらいに。

そして、学校の駐車場に着くと、

「お腹痛くなってきた…」

やばい!!やばいよ!やめるとか言い出すんじゃないの!?

「よし、これ渡すだけですぐに帰ろう!」

もう、ここまで来たら先生に会うところまで行ってくれ!

 

そして。

 

無事、先生と会うことができ、他の先生方とも話すことができた!!

途中、先生が席を外した時、動悸がしてきたようで胸を抑えていたので、大丈夫か聞いて見ると、ちょっとやばいというようなことを言っていた。このじっと話を聞いているということが本人にとって動悸と吐き気をもよおしてくることがわかっていたけど、なんとか乗り越えられ成功!!

はぁ…本当に良かった!

帰ってからも体調も大丈夫!

さて、これからどうしていくか、だ。

また、カウンセラーさんと相談しよう。