起立性調節障害・うつ 不登校を乗り越えた!

起立性調節障害、うつと診断された中学生の息子の様子を残していきたいと思います。不登校になってから、復活までの記録です。

わかってもらえない辛さ

息子のようすは、身近で体調の変化を見た人にしかなかなかわからない。

もし、家で祖父や祖母たちが息子に話しかけたとしても至って普通の対応ができる。

「何で行けないの?」

そんな疑問が浮かんでくるのだ。

息子のしんどさは、周りにはなかなか理解してもらえない。

外へ出ると、動悸や吐き気、焦燥感が襲ってくると言っても、

「?」

なのだ。

実際に泣き崩れて絶望している姿をその目で見ない限りわからないのだ。

家族でもそうなのだから。

実際に見ているのは、私だけ。

そして、私も同じしんどさを経験しているからこそ、その苦しさ、しんどさ、不安さが痛いほどわかる。

因みに、私は気持ち悪くなる症状ではなかったので、そこの部分はやはりわかりづらい。

やはり、1番は同じ体験をしたことがあるかだ。

 

「何が緊張するの?…」

そんな言葉を息子にかけた人がいる。

何が緊張するんじゃなくて、この場全てが緊張する原因なのだ。そして、お願いだからそんなことを長々と話さないで欲しい。この会話こそが更に緊張、不安を引き出す要因になるのだから。

しかしながら、この言葉は愛情を持って述べられたものだと思う。

でも、本当の息子のしんどさを理解してもらえない限り、「何故?」の答えを見つけることはできない。

これは仕方のないことだと思う。とても辛いことだが。