起立性調節障害・うつ 不登校を乗り越えた!

起立性調節障害、うつと診断された中学生の息子の様子を残していきたいと思います。不登校になってから、復活までの記録です。

抗うつ剤の副作用

『18歳以下には使用を認めていません』

そう書いてあるサイトがたくさんある。

『自殺をしようとする率が上がる』

 

……

怖い……

マイナスなことばかりが目につく。

 

 

実は、診察していただいる精神科の先生が書いた論文的なものを読んだ。

その中には、子どものうつ病についてたくさんの症例が書いてあった。抗うつ剤についても説明してあった。

それを読んで、私はちょっとだけ先生に息子を任せてもいいかな、と思った。

そして、その後、リフレックスを飲んで劇的に気持ち悪さがなくなっていくのを見て、先生の診断は間違っていなかったんだな、と思った。

副作用は、今のところ本人が困るようなことはない。

しかし。

 

気持ち悪さがなくなって、めっきり喋らなくなってしまった。

不安がなくなったから?

でも、よく考えたら、うちの息子は病気になる前は、学校のことを聞いても

「忘れた」

「めんどくさい…」

そんな返答しか返ってこなかった。

病気になってからは急激に、

「話聞いて」

「ちょっと話したい」

夜になると特に、話をしたがるようになった。

何年分かの話をしたような気がする。

でも、今はあまり喋らない。

薬の副作用?そんなふうに思ってしまうけど、もとの姿に戻っただけかもしれない。

元気がないように思えてしまうから心配してしまう。

でも、本人は「元気」だと言う。

 

あと、もう一つの副作用。

『食欲が増すこと』

これは、良い副作用になっている。

今まで気持ち悪かったから食べられなかったけど、お腹が空くということに、心底ホッとしている。

 

一週間に一度の診察なので、次行った時に、『喋らなくなった』ということを伝えてみようと思う。

『苛々』については、前回、先生に聞いてみたら、『やる気』がアップするから『苛々』という形で現れたのだと教えてくれたけど、その『苛々』は最近あまり感じない。飲み始めた頃だけだったように思う。

 

 

心配事は尽きないなぁ……

 

 

 

『疑い』

うつ病です」

淡白な声で、まるで「花粉症です」とでも言われたんじゃないかと錯覚するような冷たい言葉。

「息子さんには説明しましたから」

……………

沈黙。

 

それ以上何も説明してくれない。

次の患者と間違われているんじゃないかと思ってしまう。

だって、息子が出た後に私が入った時、

「○○さん?」

「…? いいえ、ちがいますけど」

……

 

次の患者さんのカルテが机の上に重ねてあって、どうやら私は間違えられたみたい。

けれど、私をもう一度見て、

「息子さんは、うつ病です」

 

……

何だかもう訳がわからない。

間違えられていないよね?

もしかして、私に再度、念を押したように聞こえたのは間違い?

ねじ込まれた感を感じたのは気のせい?

というか、説明それだけですか?

 

ーこれから(母じゃなく)息子さんと話をしていきます。

 

え?まだ中学生だよ?親にも同じように説明が欲しいでしょ。

 

…なんて、思っていたら頭の中は渦を巻くように混乱していく。

何を聞いていいのかわからず、次の患者を診たい雰囲気を感じて、診察室を体が震えるような感覚で退室した。

 

そんなことだったから、『疑い』という文字がその日から頭の中を張り付いて離れない。

その日からネットの中の情報を闇雲に探す。

でも、なかなかポンポンと見つかるものではなく、こんな情報が溢れた世の中になっても自分の欲しい情報って見つからないんだな、と思った。

起立性調節障害についてネットで調べた時も同じ。

性別、年齢、症状、など同じ条件で知りたいと思うけどなかなかない。

今回のうつ病でも同じだった。

 

だから、私みたいな人がきっといるはず。

誰かのためになるかもしれない。

そう思って、開いたブログ。

ブログを書くことで、自分の不安を明日への踏み台にできるように、誰かの不安を和らげることができるように、これからも書き記していきたいと思う。

 

 

 

自律神経が乱れると

不安。

神経が過敏になって、少しのことに不安や恐怖を感じてしまう。

例えば虫。

自律神経が乱れる前も虫は嫌いだったけど、怖かった経験がフラッシュバックする。

フラッシュバック。それは、蜂に刺されたこと。

だから、蜂が飛んでいたら、恐怖で外に出られない。羽音がしただけで、逃げ出す始末。

部屋の中にいても、外で何かが飛んでいる羽音がしただけで、恐怖。入ってくるはずもないのに、パニック。

 

そして。

1人になりたくない不安。

未来への不安。

こんな自分でいいのか葛藤、不安。

こんな自分は惨めで最悪だと思ってしまう。

負の連鎖はとてつもない。

自分を責め始めると、見ているこちらが辛くて苦しくなる。

涙をためて、自分の体の悲鳴を感じて堪えようとしている。

不安や緊張が容量オーバーになると、心臓が爆発してしまうんじゃないかと思うくらいの動悸に襲われる。動悸は、痙攣しているような速さで脈を打つ。

そして、もう無理だと泣きながら倒れこむ。

不安は更に不安を呼び、体をどんどん蝕んでいく。

 

 

もう、これ以上は……

そう思った時に、精神科へ。

 

 

すると、初めにもらった薬では効き目がわからなかったけれど、一週間後にもらったリフレックスでは2日目くらいに、みるみる体調が良くなっていった。

 

やっぱり、「うつ」だったんだ……

 

どんな薬でも根本的な体調は変わらなかったのに。

 

先生から聞かされた「うつ病です」

聞いた時は頭が真っ白。

嘘でしょ?子どもがうつ病

本当に?確証は?それでうつ病の薬を飲ませるの?そんな1回の診断で何でうつ病だってわかるの?何でもうつ病にしたがるんじゃないの?信用できない…信用したくない…

そんな気持ちで頭はぐるぐる。

その夜は、ネットの中で彷徨い続けました。

 

 

起立性調節障害

息子が初めて診断された病名。

『体位性頻脈症候群』

 

気持ち悪さを四六時中訴え、胃腸風邪だとばかり思っていたのに、治る気配がなく、いくつかの病院を転々としました。

その結果、OD(起立性調節障害)の検査で「体位性頻脈症候群」と診断されました。

イミグランメトリジンを処方され飲んでいました。そのほか、乗り物酔いが突如現れてきたのでトラベルミンもいただいていました。

自律神経が弱ると乗り物酔いするようになることを初めて知りました。今までは、車の中でゲームしても平気だったのに。

 

初め、気持ち悪さに加え、動悸を訴えてきました。動悸というところがまさに「体位性頻脈症候群」なのかな、と思います。

ODの検査中も立っていると気分悪くなって、「もう限界!無理!」と思ったそうです。

 

しかし、今、抗うつ剤を飲み始めて、全くODの薬を飲まなくなってしまっても、動悸は全くしないそうで、もしかしてうつ病から動悸も来てたのかな、と思ってしまいます。

本当のことはわかりませんが…。

OD検査の時も、結果が、「体位性頻脈症候群」に全てが当てはまるわけではなかったので、もしかして…とも思ってしまいます。

 

でも、とにかく現在は気持ち悪さと動悸がほぼ消失しているので、抗うつ剤の良い効果が出ていると思います。

 

 

 

 

薬がない!

昨日、追加分の薬がなくて薬を飲むことができませんでした。

どうしよう……

私、1人焦っていました。

本人は、

「飲まなかったらやる気がなくなるの?そこまで落ち込むようなことにはならないんじゃない?」

 

私は早速、ネットで調べました。

『飲み忘れ』

 

大丈夫と書いてあるものや、離脱症状が出ると書いてあるものや……

とにかく、飲めないのなら仕方がない

そう思い、自分自身を納得させ、息子の観察をすることに。

就寝時、

「今日は疲れたから寝るわ」

そう言ってすぐに寝てしまいました。

良かった。今まではリフレックスのせいで眠っていたのかなと思いましたが、薬なしでも同じでした。

朝、私が起きた時もぐっすり眠っていました。

寝息も聞こえてきて安心…。

実は、抗うつ剤を飲んでから、朝呼吸しているか確認するようになりました。

心配で心配で仕方がないからです。

こんなきつい薬を子供に飲ませていいのかなとずっと不安に思っているからです。

その後、夜仕事から帰ってきて、息子の体調を確認すると大丈夫みたいでした。

1日飲めなかったですが、そんなにも変わらない様子で少しホッとしました。

体調の良さは60%だそうです。

因みに昨日までは70%。

 

とりあえず、副作用的なことはあまり気になりません。

ゲームばかりしているのは気になりますが。

 

 

 

 

 

抗うつ剤を飲んでます

今日からブログに少しずつ経過を

のせていこうと思います。

 

今までの経過も少しずつ書いていこうと思いますが、まずは現在を。

もし、お子さんで同じように悩んでいられる方と少しでも情報を共有できたらなと思っています。

 

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リフレックスという薬を5日前から飲んでます。

その前はセルトラリンというお薬を1週間飲みました。

副作用か週末にすごく気持ち悪くなり、薬を変更に。

初めての抗うつ剤だったので、心配でしたが、薬をリフレックスに変えてから胃腸の調子が良い様子。

息子から「気持ち悪い、薬飲む」という言葉を一切聞かなくなりました。

70%くらい改善されたそうです。

ただ、リフレックスの副作用なのか、少し苛々してる感じがします。

ほんの少し。

口数も減りました。

 

しかし、本人に聞くと、苛々は全くないとのこと。

以前は苛々が本人を苦しめていたところがあったのですが、本人的にはなくなったみたいです。

口数が減ったのも、病気になる以前のもとの姿に戻っただけかもしれません。

ODと診断されてから、吐き気と動悸と不安との戦いでした。特に吐き気は治まることがなく、毎日吐き気に苦しんでいましたから、本当に辛かったと思います。

不安で不安で仕方がない。

不安になると更に吐き気が襲う。

そんな繰り返しでした。

「治る?」「治るよね?」

そんなことばかり言っていました。

だから、吐き気がほぼ治った今、

もとの自分に戻っていっているのかもしれません。

 

そして、もう一つの副作用、「眠気」の方は、1日目だけ爆睡しました。

その後は、夕食後飲んでも就寝まで眠たくなることはほぼありません。

しかし、ベッドに入るとすぐに眠っています。

眠気はとてもいい感じで作用しているようです。