起立性調節障害・うつ 不登校を乗り越えた!

起立性調節障害、うつと診断された中学生の息子の様子を残していきたいと思います。不登校になってから、復活までの記録です。

元気度を表す指標は?

 

「今日は体調何%?」

そう聞くことで、息子の様子を知る手がかりになるかもしれないと思って聞くようにしている。

 

今までのパーセンテージは、

「60%」「70%」時には「80%」だと言う。

 

医師からは、

『80%になったら学校へ行ける』

と言われている。

 

しかし。 

このパーセンテージ。ほぼ外出していない子どもの換算方法では、世の中の元気な子どもたちと同じ物差しで比べられないのである。

 

そして。

『80%で学校へ行ける』

実は、そんなレベルには全く達していないのである。

 

ある日の話。

「今日の体調、何%?」

そう聞くと、ゲームの画面に集中しながら片手間に、

「うん、いいよ。80%」

「おー!すごいじゃん。外食できるんじゃない?」

「………」

 

ー無理、と。

 

 

体の調子は戻ってきているが、あくまで家の中だけの問題なのである。

 

 

 「お母さん、そろそろ髪切りたい」

「美容院予約しようか!」

「………」

 

ー気持ち悪くなるかもしれない、と。

 

 

車に乗ること。

待たなくてはいけないところに行くこと。

外で何かを食べること。

全てが、『気持ち悪くなるかもしれない』<恐怖>に襲われるのである。

体調は良くなってきているものの、まだ過去の体験が不安を呼ぶのである。

 

学校へ行けるレベルなんて、今の息子の物差しでは、「500%」にならないと行けないと思う。

そして、体調が良くなっているもののまだ外へ出てからの成功体験がない。

更に、体調が良くなってからもトラベルミンを飲んだにも関わらず、車で酔ってしまったものだから、成功体験に結びつかせることはおろか、失敗体験をさせてしまった。

病院からの帰りに寝ていたものだから、大丈夫だと思って寄り道(ほんの少し)をしてしまったからである。多分…。

まだまだ自律神経の調節がうまくできていないことが乗り物酔いからよくわかるなぁと思った。

 

 

さあ、これから「80%」よりも上がっていくのかどうか…

ゆっくり見守っていこうと思う。